親愛なる領主様へ
「先日は私のような領土外の者にまで、
かように貴重な菓子を頂戴致し感謝致しております。
折角でしたので、あなた様の土地の
ご婦人方を数名お誘いして、共に楽しむ事に致しました。
おかげさまでとても素晴らしい時間を過ごす事が出来ました。
有り難う存じます。
お礼と申すには心ばかりではございますが
私めの所で採れましたる『酒』をお送り致します。
お口に合いましたら幸いです。」
送られた瓶には、領民の生き血が詰めてあった。
2009年05月21日